医療法人社団NSD

美容皮膚科・その他|荒川区の皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科|西日暮里駅前すが皮膚科

皮膚科・小児皮膚科
アレルギー科・美容皮膚科

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美容皮膚科・その他

美容皮膚科・その他|しみ、にきび、赤ら顔、AGA、薄毛治療など|荒川区の西日暮里駅前すが皮膚科

美容皮膚科について

当院では保険診療を基盤とした美容診療、自費診療をおこなっております。丁寧なカウンセリングの上、お肌の悩みに応じた治療法を提案させていただきます。治療についてご理解・ご納得いただいた上で治療を受けていただくようにしております。いずれの施術も未成年(18歳未満)の方は保護者の方の同意書が必要です。

主な治療

しみの解説

顔のしみの原因には様々なものがありますが、その中でも代表的な3つの疾患、老人性色素斑、肝斑、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)について解説します。

老人性色素斑

一般的なイメージのしみが老人性色素斑です。老人性と言っても30歳くらいから出現し、頻度としても最も多いです。境界がはっきりした茶色のシミです。日光が当たるところにできるので、顔や手背、腕にもできます。大きさは1cm未満のことが多いですが、年齢が進むと大型になることもあります。単発のこともあれば多発していることもあり、境界がはっきりしている点が特徴です。当院ではフォトシルクプラスやQスイッチルビーレーザーによる治療を行っております。

肝斑

肝斑は20-30歳代の女性の頬上部から目の周りにかけて分布する茶色のしみです。左右対称性にみられる点、ネットワークを形成するように境界が不明瞭な点が特徴です。妊娠出産や経口避妊薬(ピル)で色が濃くなることが多いことから、女性ホルモンが影響していると言われています。
肝斑はレーザーを当てると逆に悪化することが多いので注意が必要です。これはレーザーによる熱エネルギーがしみの色素であるメラニンを産生する細胞を刺激するために、却ってしみが濃くなると考えられています。治療を行う場合はQスイッチレーザーを弱めの出力で顔全体に当てる、レーザートーニングが一般的に行われます。2-4週間おきに10回以上の治療が必要になります。また、フォト治療も肝斑に対して有効です。通常、肝斑は単独ではなく、老人性色素斑と混ざるように存在しております。いずれにも有効であるフォトシルクプラスによる治療を当院ではお薦めしております。
また、肝斑の治療には塗り薬と飲み薬も有効です。単独でも効果を実感できることは多いです。塗り薬はハイドロキノン、飲み薬はトラネキサム酸とビタミンCを使います。即効性はないのですが、3ヶ月ほど継続すると治療の効果を実感できると思います。

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

後天性真皮メラノサイトーシスも肝斑同様に、頬の上部に左右対称性にできることが多いです。肝斑では頬全体が網目状に茶色になるのに対し、ADMは頬上部の出っ張った部位に、灰青色の点状のしみが多発するのが特徴です。高校生から大学生の頃に出てくることが多いです。
皮膚の深い部分(真皮)にメラノサイトというメラニンを作る細胞が増えるのが原因で起こります。深い部分のしみですので、表面の塗り薬は効果がありません。Qスイッチレーザーで治療します。この場合のレーザー治療は保険適応になります。

フォト治療

フォト治療

フォト治療器には様々なものがありますが、当院では最新型フォトシルクプラス治療器の『LUXEA(ルクセア)』を導入しております。LUXEAはイタリアのDEKA社の美肌光治療器です。LUXEAは500nm‐950nmの波長に絞った光を用いることでシミの原因となっているメラニン粒子への反応性・分解能が高い点が大きな特徴です。今までのフォト治療で取りきれなかったシミにも効果を発揮します。また、様々な波長の光を照射しますので、しみだけでなく、ニキビやニキビ痕、赤ら顔、肌のくすみなど幅広い効果を得ることができます。

特徴

  • ・シミ、にきびの赤み、そばかす、赤ら顔の改善を目的とした美肌光治療
  • ・レーザーではなくマイルドな光治療なので痛みが少ない
  • ・気になるシミだけでなく顔全体に照射をするので自分で気づかなかったシミにも反応する
  • ・鼻の毛穴のぽつぽつも消える
  • ・シミだけでなくリフトアップ効果あり
  • ・ダウンタイムはなく、施術直後から化粧が可能

照射時は輪ゴムで軽く弾いた程度の痛みがありますが、痛みに弱い方でも安心して施術を受けていただくことができます。ダウンタイムがなく治療直後からメイクが可能ですので、ダウンタイムがある施術に抵抗のある方や忙しい方にもおすすめの美肌治療です。

照射後にはシミが反応して黒く薄いカサブタのようになりますが、数日で自然と脱落し、その後シミが薄くなります。顔全体に照射しますので、自分でも気づかなかったシミが黒くなって脱落することも期待できます。鼻の毛穴のぽつぽつも吹き飛びます。また、リフトアップ効果も大きく、法令線が薄くなります。4週間の間隔で5〜6回程継続していき、その後はメンテナンスとして2〜3ヶ月に1度の間隔で行うことが理想的です。

しみレーザー

しみレーザー

当院ではしみレーザー機器として、ドイツ国Asclepion社製のNanoStar Rという機器を採用しております。NanoStar Rは日本国内での薬事承認を取得したルビーレーザーです。
ルビーレーザーの694nmの波長はメラニンへの吸収係数が高く、ヘモグロビンやコラーゲンへの吸収係数が低い特性により、メラニン色素に対して選択性の高い治療効果が得られます。フォトシルクプラスで取り切れないような濃いしみに対して効果を発揮します。メラニンを破壊するピークパワーが高い分、ダウンタイムがあるのが特徴です。

特徴

    • ・濃いしみ、そばかす、蒙古斑などの改善を目的としたレーザー治療
    • ・レーザー照射後はかさぶたになり、10日前後のダウンタイムがある
    • ・1週間ほど茶色のサージカルテープによるかさぶた保護が必要
    • ・顔だけでなく、手や足のしみも治療可能

日焼けのシミは自費治療となりますが、通常1回の照射で治療は終了します。太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑、ADMでは保険適応となりますが、通常2~4回程度の照射が必要になります。保険照射の場合、3ヶ月あけての追加照射となります。扁平母斑に対する保険適応を取得しているレーザーはQスイッチルビーレーザーのみです。フォトで消えない濃いシミがある場合、もしくはまずは濃いシミを取りたいという場合はこちらのレーザー治療をおすすめします。

照射後の経過(目安です。個人差があります)

レーザー照射後の経過ですが、下の写真のように、翌日にはしみがいったん濃くなり、かさぶたのような状態になります。1週間後にはかさぶたが剥がれて、綺麗になっています。かさぶたが剥がれるまでの期間には個人差がありますが大体7-10日です。

手のしみの場合も同様です。直後にホワイトニングの反応が見られ、翌日にはしみがいったん濃くなっているのがわかります。写真はないですが、2週間ほどで濃くなったしみが剥がれました。手や足の皮膚は顔に比べてターンオーバーが遅いので、かさぶたが剥がれるまでの期間がやや長くなります。

レーザー照射後の経過ですが(下図参照)、かさぶたが剥がれた後に戻りじみという状態が3~6ヶ月続きます。戻りじみが消えたら、治療の完成です。こうして見ると長く時間がかかるように思いますが、茶テープを貼って頂くダウンタイムは1週間です。戻りじみがほとんど出ない方も多くいらっしゃいます。レーザー治療をご希望の方は気軽にご相談ください。

Vビームレーザー

Vビームレーザー

Vビームレーザーは血管の赤みに対するレーザーです。血液中を流れている赤血球の酸化ヘモグロビンという物質に反応するレーザーを照射することで、赤みの原因となる血管を破壊します。当院は保険承認機器のVビームIIというレーザー機器を使用しています。乳幼児の血管腫で用いるレーザー機器ですが、頬の赤み、小鼻の赤み、赤ら顔、にきび跡の赤みなどの治療を行うことができます。

対象となる症状

  • ・血管腫(保険適応)
  • ・毛細血管拡張症(保険適応)
  • ・頬の赤み、小鼻の赤み、赤ら顔(自費診療)
  • ・にきび跡の赤み(自費診療)

治療回数は血管腫治療で5回以上、赤ら顔で3~5回が目安です。早いと1回の照射で効果を感じられますが、継続して治療を行うことで効果が出てきます。治療は間隔を1ヶ月間あければ照射ができますが、保険適応で治療する場合には3ヶ月に1回の治療になります。
当日赤みが出る程度にダウンタイムを抑えることができ、メイクも直後から可能です。より強い効果を求めて出力を上げる場合は紫斑がでたり、腫れたりすることがあります。その場合でも1週間程度で紫斑や腫れは引きます。

ダーマペン

ダーマペン

ダーマペンとはたくさんの細かい針がついた装置で皮膚の表面に微細な穴を開けて、皮膚が修復する過程でコラーゲン産生が刺激されて皮膚を若返らせる治療法です。
当院ではBENEVのリジュビネーションコンプレックスという成長因子やヒアルロン酸を含んだ薬液を顔に塗りながらダーマペンを使いますので、成長因子が針穴から皮膚に浸透し、皮膚の再生を手助けします。また、針による刺激自体でコラーゲンができて皮膚に張りが出ます。ニキビ痕、顔の小ジワ、毛穴の開きなどに有効な治療です。
洗顔後、局所麻酔のクリームを塗布し、15分お待ちいただきます。施術自体は10分程度ですが、その後のパックなども含めたトータルの時間は約1時間です。1ヶ月に1回の頻度で5回以上の施術をおすすめしています。ダウンタイムですが、針穴の部分に一致して数日間は2、3mmほどの細かい内出血や赤みが出ます。熱のエネルギーで周囲の組織を傷つけない分フラクショナル炭酸ガスレーザーに比べてダウンタイムが短いです。翌日からお化粧可能です。

ヴェルベットスキン

ヴェルベットスキンとはダーマペンとマッサージピールを組み合わせた人気の施術です。マッサージピールの主成分はTCA(トリクロロ酢酸)であり、単独でもピーリング剤として使用されます。ダーマペンと組み合わせることでTCAが真皮深層部まで浸透し、単独治療での効果よりも、さらに高い美肌効果が期待できます。ダーマペン、マッサージピールの治療に慣れた方、美肌・肌再生効果を実感したい方に最適な治療法です。治療を重ねることでより美しく、艶のある滑らかな肌に導きます。
洗顔後、局所麻酔のクリームを塗布し、15分お待ち頂きます。その後、まずダーマペンを行います。その後にマッサージピール(PRX-T33)を塗っていきます。塗布後、水を浸したコットンでしっかり拭き取ります。施術自体は15分程度ですが、その後のパックなども含めたトータルの時間は約1時間です。1ヶ月に1回の頻度で5回以上の施術をおすすめしています。ダウンタイムですが、針穴の部分に一致して数日間は2、3mmほどの細かい内出血や赤みが出ます。翌日からお化粧可能です。

ピーリング

ケミカルピーリングは古い角質を除去し、新しい角質を再生させる施術です。当院ではサリチル酸マクロゴールを使ったケミカルピーリングを行なっております。
皮膚の一番外側の角層を剥離することで、毛穴に詰まった皮脂や堆積した角質を除去することができ、ニキビの原因となる毛穴のつまりを改善する作用が期待できます。また、皮膚の新陳代謝が正常化されていくことで角質の堆積による毛穴の閉塞ができにくくなる、皮膚の体質が変化することで、キメが整いニキビの出来にくい肌へと改善していきます。皮脂の分泌が多く厚い感じのする皮膚を柔らかい感じの皮膚へと改善することが期待できます。この効果は繰り返し施術を行なっていくことでさらに実感が期待できます。副作用としては治療中、多少ピリピリする程度の痛みが出ることがあります。また、治療後一時的に肌が赤くなることがありますが、通常は数時間から数日で治まります。
4週間に1度で3~4回程度繰り返し行うことをお薦めします。当院では顔と背中の施術を承っております。施術時間は20分程度です。サリチル酸マクロゴールに加えて、ミックスピールプラス、50%グリコール酸によるピーリングもお選び頂けます。

イソトレチノイン内服

にきびを保険診療で治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノインによる治療を検討してもよいと思います。イソトレチノインはアメリカをはじめとした海外では中等症、重症のにきびに保険適応のある内服薬ですが、日本では保険では認可されておりません。アキュテインやロアキュタンも同種にきび治療薬ですが、当院ではイソトロインを採用しております。
ぼこぼことしたほほやあごのにきびは非常に難治です。中には年単位で保険診療を受けても治らない方がいます。イソトレチノインはにきびにおける角化異常を改善し、皮脂分泌を抑制することでにきびを治します。しこりのようなにきびに効果的な内服薬はイソトレチノインしかないといっても過言ではありません。具体的な使用方法としては、イソトレチノイン20mg錠を1日1回飲むことから始めます。6ヶ月間続け、一度治療終了とすることが通常です。内服後も効果が長期間持続することが多いです。再発がみられた場合には、再度内服を開始します。
稀な副作用として、肝機能異常や高脂血症がありますので、内服開始時と治療開始後1ヶ月の時点で採血を行います。肝機能やコレステロールの項目の含まれた健康診断の結果をお持ちいただければ、初回採血は行わなくても構いません。また、内服中は唇、手の乾燥が生じることがありますので、その場合は保湿を行ってください。マウスを用いた研究では胎児への催奇形性の報告がありますので、イソトレチノイン内服中と、内服後1ヶ月はパートナーを含む妊娠は避けてください。内服終了後、1ヶ月が経過すれば影響はございません。にきびでお悩みの方はご相談ください。

リベルサス内服

当院でもリベルサスを取り扱っております。胃腸の動きを抑制することで食欲を減らすお薬です。1日1回、起床時に内服頂き、30分は食べたり飲んだりできません。3mg、7mg、14mg錠があります。3mgから開始し、効果不十分であれば7mg、さらに14mgへと増量します。副作用としては胃部不快感、便秘などの消化器症状があります。膵炎の既往のある方、妊娠中の方、授乳中の方、2ヶ月以内に妊娠予定の方は内服することができません。

マンジャロ注射

マンジャロはGIP/GLP-1受容体作動薬です。リベルサス同様に食欲を減らす効果があります。週に1回、腹部もしくは大腿に皮下注射するお薬です。2.5mgから開始し、4週間続けた後に、効果不十分であれば5mg、さらに7.5mgへと増量可能です。副作用としては胃部不快感、便秘などの消化器症状があります。膵炎の既往のある方、妊娠中の方、授乳中の方、2ヶ月以内に妊娠予定の方は投与することができません。

ボトックス

ボトックスはボツリヌス菌の毒素を利用した注射薬で、筋肉が動かないようにする薬です。表情を作った時にできるしわを出来なくする効果があります。注射すると1週間程度で最大の効果が出て、約3ヶ月持続します。表情じわができる部分が対象です。

注射部位

  • ・額、眉間、目尻

がもっとも要望の多い部分です。

しわの治療以外では

  • ・小顔(顎のエラの筋肉に注射)
  • ・多汗症治療(両わきに注射)
  • ・肩こり(肩に注射)
  • ・足やせ(ふくらはぎに注射)

これらの治療目的にボトックスを注射します。3-4ヶ月間隔で注射を行うと効果を保つことができます。副作用としては注射部位が内出血により、2,3日青くなる可能性がありますが、自然に吸収されます。注入直後に違和感や軽い痛みを感じる場合がありますが、徐々に軽減していきます。当院では韓国製ボトックスを使用しております。アラガン社のボトックスが有名ですが、両者の間で効果の差を感じたことはございません。お手頃な価格で提供しておりますので、ご興味のある方はぜひ一度体験してみてください。

AGA(男性型脱毛症)、FAGA(女性型脱毛症)

AGAはandrogenetic alopeciaの略で、男性型脱毛症の意味です。最近ではfemale AGA(FAGA)といって女性型の脱毛症を表す略語も使われています。AGAは思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪がどちらか一方、または双方から薄くなり進行していくのが特徴です。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられています。AGAは何もしないでいると徐々に進行していきます。進行を抑えるためには早めのケアが大切です。

フィナステリド(プロペシアのジェネリック)やデュタステリド(ザガーロのジェネリック)は脱毛の原因となる男性ホルモンの髪への影響を抑えることで効果を発揮します。女性には使えません。1日1回1錠を内服していただくのですが、すぐには効果が出ないので、6ヶ月間は続けてください。やめると元の状態に戻ってしまうので、効果が実感できた場合は飲み続けることが大切です。
育毛剤のリアップに含まれているミノキシジルはAGA治療にもFAGA治療にも有効です。当院ではミノキシジルの薄毛部位への局所注射も行っております。こちらは男性でも女性でも施術を受けることができます。副作用としては注射時の痛み、内出血の可能性があります。